昨年大晦日に放送された、「第72回NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率が34.3％と、歴代最低視聴率を更新した。配信サービス「NHKプラス」でも生配信していたため、ネットからの視聴が増えたことも視聴率低下の原因と考えられるが、裏番組の特番である「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで 笑ってはいけないシリーズ」（日本テレビ系）が今年は休止だったにもかかわらず、視聴率が思いのほか振るわなかった印象だ。
《第72屆NHK紅白歌合戰》於去年年末播出，平均世代收視率為34.3%，更新了歷代最低收視率成績。由於該節目也在直播網站「NHK+」上進行了實時轉播，所以通過網絡收看節目的觀眾增多，這也可以看做收視率低下的一個原因。不過，今年紅白的競爭節目，即「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」新年特別節目「不准笑系列」停播，即便如此，紅白的收視率也沒能回暖。
凝り過ぎた演出によって歌の魅力が低下
用力過猛的製作降低了歌曲的魅力
「まず理由の一つして挙げられるのが、オリンピック、パラリンピックの続きを見せられているようなテーマと演出の連続で、そもそも紅白が長年守ってきたコンセプトと噛み合っていなかったように思います。2021年のテーマは『Colorful～カラフル～』で、番組全體の作り方も『多様性』を全面に押し出したものとなっていましたが、そもそもが男女が紅白に分かれて歌を披露するという、これまで培ってきたテーマを根幹から揺るがす番組作りはやはり見ていて、限界がありました。
「首先第一個原因。我們的奧運會和帕運會都是圍繞著一個主題來建立演出框架的，近年的紅白也是如此。但這種形式和紅白歌合戰一直以來的理念是矛盾的。例如，2021年紅白的主題是『Colorful』，整個節目製作也全面圍繞著『多樣性』進行創作，但紅白歌合戰一直以來都是分男女藝人兩組來表演歌曲的，從近年這些試圖動搖節目根基的創作方式來看，我們也感受到了節目組的極限。」
2つ目は、紅白というよりフェスを見ているような凝り過ぎの演出です。映像を作り込んだり、光で演出したりと確かに演出は凝っていましたが、あくまで歌がメインなはず。あれでは凝った演出を見せるための歌のように感じざるを得ませんでした。昨年はコロナ禍ということもあり、過剰な演出がなく落ち著いて歌を久々に楽しめたという聲もありましたが、今年は紅白のコンセプトである『歌力』を感じるところまで行きませんでした。
「第二個原因就是比起紅白，這場晚會更像是一場節日慶典，製作上有些用力過猛。加了大篇幅的影像視頻、燈光效果，的確下了一番工夫，但這一切的基礎還是應該是以歌曲為主的。今年紅白上的歌曲更像是為了讓大家觀賞精心製作的舞台而演唱的配曲一樣。有觀眾評價稱，去年受新冠疫情影響，整個紅白久違地脫去了華麗的舞台演出，好好地唱歌了，而今年紅白卻沒讓人感受到它的主題『歌唱力』。」
唯一、サプライズで會場に登場する以外の演出はなく、ピアノ一本で堂々と歌い上げた藤井風に大きな反響があったことを考えれば、やはり『歌力』のある歌手をじっくり聞かせて魅せる本來の紅白に戻っていくべきだと思います」（音楽関係者）
「今年紅白評價最高的就是唯一一位驚喜嘉賓藤井風的表演，他僅僅在一架鋼琴的伴奏下完成了自己的歌曲，而且除了自己的演出之外再沒有登台。從這方面我們也應該意識到，紅白就應該回歸紅白原來的樣子，也就是讓觀眾全身心地欣賞實力歌手精彩的表演」。
出場歌手も多過ぎて、巻きの合図が出ていたのか、司會の大泉洋が歌手の歌唱後に食い気味でコメントをしていたのも不評の一旦となっていた。特に「炎」歌唱後のLiSAがまだ息を吐いているのに、コメントを言い出した時は「エッ？」と思った視聴者も多かったはず。紅白はやはり歌唱後の余韻も含めて楽しむ番組なのだろう。
此外，由於出場歌手過多，節目組會催著趕流程，主持人大泉洋經常在歌手演唱一結束的時候立刻發出感嘆，也遭到了觀眾的批判。尤其是歌手LiSA剛剛演唱完《炎》之後氣息還未平穩，大泉洋就立刻插進話來發出感嘆，這可能也讓很多觀眾覺得莫名其妙「啊？」一聲。紅白就應該是一個讓觀眾連同歌曲之後的餘韻也能一併享受的節目才對。
実際にネットの聲でも＜NHKのSDGsやジェンダーフリーの押し売りはにうんざり＞＜歌を聞かせるだけの昨年の方が良かった＞という聲もあった。
實際上，網絡上也不乏「受夠了NHK強行介紹SDGs（可持續發展目標）和無性別偏見了」「還是去年那種讓我們安靜聽歌的紅白好」的評論。
若い世代が演歌に觸れる機會を奪ってしまった
剝奪了年輕人接觸演歌的機會
「昨年の紅白は若年層を取り込むことを目標にしていましたが、それによってこれまで『必ず紅白を見てくれていた層』が離れてしまい、堅実な視聴率を稼げなくなったことが、低調を招いた3つ目の理由だと思います。紅白は年配の方が若い歌手を知ることができるように、若い世代にとっても演歌に觸れることができる貴重な機會でもありました。番組のあり方そのものを考え直す時期に來ていますね」（前出の音楽関係者）
「收視率低的第三個原因在於，去年紅白以吸引年輕人為目標，因此在節目安排上脫離了一直以來紅白的『忠實觀眾層』，所以丟失了一部分基礎收視率。原本紅白是一個讓年齡較大的人了解年輕歌手，讓年輕人接觸演歌的珍貴機會。現在是時候重新思考節目的存在意義了。」
視聴率を取ることよりも、番組を見た視聴者が「來年も見たい」と思える內容にしていくことをNHKは目指した方がよいのかもしれない。
比起收視率，或許NHK更應該以構建一個讓觀眾看了之後「明年還想看」的節目內容為目標。
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