(譯文：赤月）
魔羯座物語 朗讀：柿原徹也
從夏季到秋季，與季節變化同步，夏天的星座們消失在西方，與此同時秋天的星座漸漸顯現出身影。擔當秋季星座主力的就是魔羯座，這個星座雖沒有顯眼明亮的星星，但由小星星組成一個很大的倒三角形，只要抬頭看看南邊的天空，肯定馬上就能找到。
說到魔羯座就會想起山羊這種動物，但是，魔羯座的山羊的樣子與真實的山羊有些不同。形體上稍稍有些變化它上半身確實是山羊，但下半身是魚。這是有原因的，下面我們來講講這個故事吧。
在希臘神話中，有個叫藩恩的畜牧神，傳說藩恩的上半身是人，下羊身是山羊，頭上長著山羊的角，臉上覆滿了毛，樣子很像山羊，而且性格非常開朗。他住在山洞裡，一到傍晚便從洞穴里出來，和夥伴們一起跳舞，吹笛。過著安逸愉快的生活。這樣開朗的神當然特別喜歡宴會，無論在哪有宴會，他都會參加。一天，眾神在河岸邊舉行宴會，藩恩也參加了。藩恩吹響了拿手的笛子，神們都非常高興。這時怪物提豐突然襲擊。怪物提豐非常可怕巨人，頭髮長可達天，有一百的頭，眼睛和口裡可以噴火。
藩恩是弱小的神，無法與這種怪物作戰，而且他原本是一個快樂的畜牧神，不適合參加戰鬥。藩恩慌張地叫喊著。面前是河水，後面是逼近的怪物，一定沒命了。其它的神都接一連三地逃走了。但是並不是普通的逃生方法，有幾位神變成了魚跳進面前的河水中。看過其它神的這種做法，藩恩想「對了，用這個方法」也迅速變身成魚，「誒呀，身體的一部分被遺漏了」那時，由於太著急，藩恩的變身沒有完成，上半身是山羊，下半身是魚的奇怪樣子。眾神見此都大笑起來，都認為那個樣子實在有趣，宙斯把這個樣子留在了天上作為留念。這便有了魔羯座。
一次嚴重的失敗被從神取笑，而且還將此留住了記念，在某種意義上也許是場悲劇。但是藩恩是個樂觀的神，他也許對此一笑而過也說不定。我們與其為失敗唉聲嘆氣，不如試著一笑了之。
以上就是魔羯座的故事。
(原文）
やぎ座の物語 朗読：柿原徹也
夏から秋へ、季節が移り変わると共に、夏の星座たちは西に消えて行き、変わりに秋の星座が顔を出してきます。その秋の星座のトップバッターの役目を擔うのがやぎ座です。この星座にはあまり目立って明るい星ではありませんが、小さいな星星が作り出す、大きな逆三角形は南の空を見上げただけでも、きっと直ぐに分かると思います。
やぎ座と言うとあの動物の山羊を想像すると思います。けれど、やぎ座の山羊は本物の山羊とは少し違う姿をしています。上半身ごそ山羊の姿ですが、下半身は魚と言うちょっと変わった姿をしているのです。でもこれには理由があるのです。これから、その物語を話して行きましょうか。
ギリシア神話にパンと言う牧羊の神様がいます。このパン、上半身が人間、下半身が山羊。頭には山羊の角があり、顔は髭で覆われていると言う、山羊によく似た姿をしていました。性格はとても陽気だったと言います。山の洞穴に住んでいて、夕暮れになると、穴から出てきて仲間たちと踴ったり、笛を吹いたりして気楽に遊び暮らしていました。そんな陽気な神様ですから、もちろん宴會も大好き。どこかで宴會がある度に、顔を出していました。
ある日のことです。神々が川の辺で宴會を開き、そこにパンも參加していました。パンは得意の笛を吹く鳴らし、神々を楽しませていました。そこへいきなり怪物テュフォンが襲い掛かってきたのです。怪物テュフォン、それは恐ろしい化物でした。髪の毛が星に屆くほどで大男で、頭が百個あり、目と口からはごうっと火を吐きます。こんな化物と戦うには、パンはあまりにも弱い神様でした。もともと陽気な牧羊神なのですから、戦いには向いていなかったのです。パンは慌てふためきました。目の前は川、そして後ろからは怪物が迫っています。まさに絶対絶命、仲間の神々も次々に逃げっていました。けれど、ただ逃げっていた訳ではありません、何人かの神様は魚などに変身して、目の前の川に飛び込んでいきました。
これを見ていたパンは、「そうか！この手があった！」っと大急げで魚に変身したのです。「えや、しおとしたっと言たほうが正しいでしょう。」その時、あまりにも慌いたせいで、パンの変身はひどく不完全なものになってしまいました。それは上半身は山羊で、下半身は魚と言うとても奇妙な姿だったのです。それを見た神様たちは大笑い。その姿があまりにも面白かった、と言うことで、ゼウスが記念にその姿を天に殘し、やぎ座になったと言うことです。
大失敗を笑われて、それに記念に殘されてしまうなんで、ある意味、ものすごい悲劇かも知れませんね。でも、パンは陽気な神なので、それすらも笑い飛ばしたのかも知れません。皆さんも失敗を嘆くより、いっそ笑い飛ばして見てはいかかでしょうか？
以上、やぎ座の物語でした。